-家族と家族のつながりは人類祖先の「発明」、脳発達に必要不可欠-
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Category — なーるほど発達 -医学と進化論に発達を学ぶ-

なーるほど発達-医学と進化論に発達を学ぶ- 目次:

子どもの発達を分かりやすく学ぶ

 赤ちゃん(お孫さん)は可愛いでしょう。持てる可能性を伸ばしてあげたいですね。この思いは若い両親も、親(お孫さんからみて祖父母)はじめ家族・一族誰も同じだと思います。「わが子を持てる能力を精一杯伸ばしてあげたい」という気持ちも自然です。
 一般にはあまり知られていないことですが、大脳の前頭葉の前頭前野という部位の「でき具合」(発達の程度)が、才能や能力を発揮するかどうかに関係しています。学童期までに前頭前野が正しく健全に発達すると、誰もが心優しく、頭脳明晰、トップアスリートや一流の芸術家になれる”完成脳”が獲得できるとされています。
 また、生まれたばかりの段階ではほとんどの赤ちゃんは誰でも”完成脳”を獲得できる可能性をもっているということを強調しておきます。
 
 赤ちゃん(お孫さん)が大きくなることを成長、発達などの言葉で言い表わしますが、その内容を掘り下げてみましょう。

 発達とは月齢・年齢に対応して身長、体重が正常範囲になっているのかどうかではないのかとお考えの方が多いのではないのでしょうか?ヒトとしての発達は脳の発達といって良いと思います。
 理由は、人間の赤ちゃんは未完成のまま生まれるからです。お母さんのおなかの中で完成するのではなく、生まれてから完成に向かうのです。あたかも生まれてからの赤ちゃんを取り巻く環境が母胎代わりをするのです。 
 
 脳は数多くの神経細胞(約140億個)から成っています。この数は生まれたときから変わりはありません。初めは機能が与えられていない状態といえます。脳の発達は、当該神経細胞に機能を与えること、他の細胞や器官とのネットワークを構築することです。そして「機能のテスト」をしながら修正を加えること、これらを繰り返して完了となるようです。積み木ブロックを重ねるように、下位から上位へと一歩一歩積み重ね、より高次の脳神経系が作られます。
 
○脳は15歳くらいで完成脳となります。完成目標期限があるという訳です。
 
○従って、積み重ね作業という個別の発達プロセス一つ一つには、一種の開始・終了期限があります。臨界齢といいます。臨界齢を過ぎると修正が難しくなるか不可能になります。発達遅延はまだ修正可能な段階、固定した発達障害は修正が難しい段階ということは臨界齢です。
 
○積み重ね作業(発達プロセス)は、睡眠・覚醒のリズムが太陽の昼夜のリズムに同調することを目標に、睡眠・覚醒の各相に従って休みなく続いています。昨日の発達プロセスに今日のプロセスが引き続きます。今日の発達が健全であるには昨日の発達がきちんとしていなければならないのです。
 
○発達は、環境要因に左右されます。良い環境要因を整えてあげて生活をすることが一番です。育児も環境要因です。発達サポートとは、医学的根拠を以って発達に必要な環境を整え、環境との相互作用をみながら手を打つことをいいます。 
 
 一方、人間は地球誕生から45億年かけて生まれた生きものです。前頭前野は高次脳機能を司る脳機能を有していますが、低位脳の発達も重要です。 お母さんのおなかの中で完成しているはずの脳機能です。低位脳機能とは人間以外の地球上の動物が発達させている脳機能といってもよいのかもしれません。

 人類の祖先の話から、子どもの発達を学びませんか?

 
 

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9月 23, 2011   No Comments