-家族と家族のつながりは人類祖先の「発明」、脳発達に必要不可欠-
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Category — ごあいさつ

あいさつ 1:

 我が国は大震災以降さらに右往左往し、どっしり感がないように見えます。

 東北・東日本大震災の直後のことです。この国(日本)の宰相が、震災二日目に福島にヘリコプターで行き「俺は原子力発電に詳しい」と自慢げに発言したと伝えられるなど、政府の記者会見もNHKはじめマスコミ各社も福島原発が放水、温度上昇、水素爆発など技術的事項を詳細にトップで長時間を割いていました。津波で生死の境にある何十万人の同胞のことは後回しにしてほんの少しの時間でした。原発を軽視しろというのではありません、わらをも掴みたい同胞が何十万人もいるのに、何故扱いが小さくなってしまうのかです。

 私には、日本人は同胞一人ひとりの命、人生への思い遣りをなくしているとしか思えないのです。私達日本人は、いつからそのような人間になったのでしょうか?

 実は、少子高齢化についての政策についても、一人ひとりの人生への思いがみえない、実在する人生の一瞬一瞬を互いに大事にするという基本姿勢がみえない、と考えていたところです。たとえば、「高齢者」という人間は実在しない、実在させてはいけないと私は考えます。何故なら65歳の誕生日が来たからといって人は変わらないからです。75歳以上の後期高齢者も実在しないのです。実在させてはいけないのです。

 同じように「老人」「老後」「終末」も実在しないのではないでしょうか?

 実在しない者を実在するかのように意識づけしてきた結果、65歳以上の一人ひとりを束縛し、自由を奪い社会活動を制約し、かつ祖父母世代と現役世代との深刻な対立の構図をつくり始めているといってもよいと思います。

 年齢を問わず働ける人は働けるのです。働ける人は勉強し働き、労働から収入を得て生活するべきです。また、次世代のこどもを育てることも個人的にも社会的にも意義の高い仕事です。年を取ってもできる仕事はいろいろあるはずです。年齢で社会活動を束縛すべきではないと思います。同時にこのための行動規範を模索することが必要となってくることも指摘しておきたいと思います。

 「高齢者」「老後」「終末」が取り払われたらどんなに一人ひとりがイキイキとなり、日本もイキイキとなることでしょうか。想像するだけでも楽しくなります。

 一方、こどもの発達をめぐる医学は急速に進歩し、新たな知見が発表され「これまでの常識」を新たにしなければならないことがらが沢山あります。また、人類の進化に関する研究も進展を遂げています。発達を理解する上で人類進化論からの説明はわかりやすいと思います。

 このサイトは、家族の継続をテーマにしています。人類進化論や脳神経医学(発達医学)の知見を紹介しながら、「祖父母世代の役割は子どもの脳の発達のための環境入力を行うことにある」という仮説に立って、親子、祖父母世代家族、兄弟家族、親戚家族など家族について、以下のテーマを設定し、学びあうことを目的としています。

・ 「高齢者」「老後」「終末」の呪縛から祖父母世代を解放し、自由にすること(祖父母世代とは何なのか?)
・こどもの発達に関する啓発(発達=脳の発達、3歳からでは遅い。生後直後からの環境入力の質と量、感覚・運動統合トレーニング、が重要。)
・祖父母世代~親世代~子世代を結ぶ家族の協力(祖父母世代の役割としてこども(孫、ひ孫)の発達を支援することを提唱)

 祖父母世代は、周囲に張り巡らされている見えない束縛に気づくべきです。家族の継続を図ることこそ束縛をほどく「鍵」になるものと考えています。
 こどもは、生まれながら親から受け継いだ可能性を最大限に育て開花させ、誰もが「気は優しく力持ち」、秀才・天才になる可能性を秘めています。その可能性を拓くための祖父母世代の役割を追求していこうと思います。

 このサイトを育てていただければと思います。

2011年8月
末吉 一成
株式会社 インコントロ 代表取締役

8月 24, 2011   No Comments